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2017 年 2 月

Packaging Layout Automation について

KODAK PRINERGY Workflow 向けの Packaging Layout Automation(PLA)ソフトウェアはパッケージ レイアウトを自動作成するためのソフトウェアです。ルール ベースの自動処理と連動する Kodak PRINERGY Workflow ソフトウェア機能です。PLA では、完全にカスタマイズ可能なレイアウト チケットに情報を入力して、迅速かつ効率的にレイアウトを作成できます。オペレータが犯しがちな一般的なエラーを捉えるためのチェック ルールを設定できます。たとえば、所定の幅の原反または特定のオフセット印刷用紙にダイが適合することを確認するルールを設定できます。

Packaging Layout Automation は、KODAK PANDORA ステップ&リピート ソフトウェアに代わるものですか?

いいえ、PLA はレイアウトの作成、および経営情報システム(MIS)や KODAK INSITE Prepress Portal システムから得られる XML データのパッケージ レイアウト作成の自動化を行うためのシンプルなインターフェイスとなるよう設計されています。包括的なユーザー インターフェイスを備える Pandora ソフトウェアと異なり、PLA は純粋にパラメータ駆動です。PLA では、用紙サイズおよびダイやアートワーク ファイルの位置などの情報が入力されると、システムはレイアウトを自動的に作成して、ルールベースの自動処理により Prinergy ジョブにインポートします。内部的に、PLA は Pandora レイアウト エンジンを使用してレイアウトを作成しますが、PLA では Pandora のすべての機能には対応していません。この製品は、初期レイアウト作成の際のシンプルな自動化ツールとなることを目的としているため、Pandora の全機能の代わりとなるようには設計されていません。

Packaging Layout Automation が自動的にレイアウトを生成する場合でも、Pandora は引き続き必要ですか?

場合により、Pandora は引き続き必要です。たとえば、PLA はダイ ファイルの矩形ではない裁ち幅線のオーバーラップを自動的に補正できません。このようなオーバーラップを補正するには、Pandora を起動する必要があります。Pandora は、Packaging Layout Automation で作成された折畳式ボール箱のレイアウトに特定のタイプのラップ データ マークまたはステーション番号を付けるために引き続き必要です。

経営情報システムで Packaging Layout Automation を駆動できますか?

はい、PLA ユーザー インターフェイス内から実行できることなら何でも、PLA スキーマ形式で XML ファイルを作成し、RBA ホット フォルダにドラッグすることで駆動できます。また、MIS またはチケット システムのスキーマにある XML ファイルを PLA の内部スキーマに変換する、XSLT 変換ファイルも作成できます。

理論上は、XML を作成できる MIS ならいずれでも PLA で使用できますが、コダックでは XML を作成するすべての MIS が PLA と完全に統合できるかは保証できません。お客様の要件と同様にすべての MIS が異なるため、Kodak サポート担当者は、MIS スキーマを分析して、システムを設定する必要があります。 

Packaging Layout Automation は InSite Prepress Portal から駆動できますか?

はい、InSite Prepress Portal は PLA を駆動できます。ただし、お客様の要件は事例により異なるため、コダックのサポート担当者はこのワークフローを設定する必要があります。 

Packaging Layout Automation でサポートしているワークフローを教えてください 

ダイベースのワークフロー

ダイ、用紙サイズ、およびジョブ名を指定すると、PLA がレイアウトを作成します。また、アートワーク ファイルの位置、スマート マーク、裁ち幅線の広さ、レイアウト名、および歪み補償も指定できます。さらに、PLA はダイのサイズと指定したマージンに基づいて自動的に用紙のサイズを調整します。 

PLA では、ダイベースのレイアウトの裁ち幅線のオーバーラップ領域は自動補正しません。そのため、裁ち幅線に対応するためにダイ ステーションの間に十分な間隔があるダイを使用するかまたは Pandora でレイアウトを開き手動で裁ち幅線のオーバーラップ領域を補正する必要があります。PLA で作成したレイアウトは、Pandora と完全に互換性があります。 

ステップ&リピートベースワークフロー

用紙サイズの横方向と周囲のアートワークの数、アートワークのサイズ、またはアートワーク ファイルの位置とジョブ名を指定すると、PLA がレイアウトを作成します。同様に、スマート マーク、レイアウト名、裁ち幅線の広さ、および Pandora がサポートする任意のステップ&リピート パラメータを指定できます。また、ステップ&リピート レイアウトと指定したマージンに基づいて PLA が自動的に用紙を指定するようにすることもできます。PLA は複数のステップ&リピート レイアウトにも対応しています。 

PLA では、適切な位置を決定するために内容の分析が必要なマイクロドットなどのマークの自動配置は行いません。レイアウトにこれらのマークを配置するには、Pandora でレイアウトを開き手動で配置する必要があります。PLA のレイアウトは、Pandora と完全に互換性があります。 

テンプレートベースのワークフロー

Pandora PND、PJTF、JT、または TPL ファイルを指定すると、PLA がレイアウトを作成できます。また、新しいアートワークまたは Pandora で以前に補正された裁ち幅線も指定できます。 

Packaging Layout Automation は、すべての裁ち幅線のオーバーラップ領域を自動的に補正しますか? 

いいえ、矩形ではない複雑な裁ち幅線のオーバーラップ領域の補正は Pandora で処理する必要があります。PLA で作成したレイアウトは、Pandora と完全に互換性があるため、レイアウトを PLA で作成し、Pandora で開いて、裁ち幅線のオーバーラップ領域を補正することができます。 

新しいアートワークを使用し、既存の Pandora PND、PJTF、JT、または TPL ファイルから裁ち幅線を保持するように PLAを設定できます。PLA は、ステップ&リピート レイアウトを作成した結果生じた裁ち幅線のオーバーラップ領域を、矩形の裁ち幅線のオーバーラップ領域を半分に分割することにより自動的に補正できます。

既存の Pandora マークおよび ShopMap リソースは、Packaging Layout Automation で使用できますか?

はい、Pandora SmartMarks と Pandora ShopMap リソースの両方を PLA にインポートできます。Pandora がサポートするマークのうち、SmartMarks のみが PLA で使用できます。ラベル マークなどその他のタイプの Pandora マークは PLA では使用できません。

Packaging Layout Automation にはどのバージョンの Prinergy が必要ですか?

PLA を実行するには、PRINERGY Workflow ソフトウェア バージョン 8.0 以降が必要です。KODAK PRINERGY EVO Workflow では PLA はサポートされません。

PLA を使用するには、ルールベースの自動処理と Packaging Layout Automation のライセンスの両方が必要です。PLA ソフトウェアが PRINERGY Workflow プライマリ サーバーにインストールされている必要があります。

Packaging Layout Automation クライアント ソフトウェアにはどのバージョンの Mac OS または Windows が必要ですか?

PLA クライアント ソフトウェアは、最新の Mac および Windows オペレーティング システムで動作します。

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